景気回復の実感ができないのは日本のサラリーマンが株を買わないからである。

いざなぎ景気を超えた」理由は景気回復が実感できないほど緩やかだから

9/29(金) 6:00配信

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170929-00143962-diamond-bus_all&p=1

>日本企業が「従業員の共同体」から「株主の金儲けの道具」に変質したことが挙げられる。

非正規労働者の時給は上がっているのに、正社員の給料が上がらないのは、正社員が終身雇用で年功序列賃金だからである。

これってどういうことかといえば、「どっかの大企業の孫会社みたいな残りカス企業にしがみついているリスクを取りたくない『なんちゃって正社員』」が一番割を食っているってことだろ。(笑)

もちろん非正規(フルタイムパートではなく、主に派遣労働者だが)はリスクが高いが、それで沢山カネが稼げるならば今のうちに稼いでおけばいい。但し、日本の非正規の大半が「ハイリスクハイリターン」ではなく、「ハイリスクローリターン」だがな。

一方でSNSやヤフコメ辺りでアベノミクス批判をしている連中のほとんどが「リスクを取りたくないけど賃金が上がらないのは怪しからん」とわがままを言っているだけ。

もちろん喚いてもそもそもの立ち位置(中小零細下請け勤務)が残りカスなので昇給するわけがない。だったらさっさと転職しろよと思うのだが、それもしないで会社にしがみついているわけだ。

結局、結論は出ていて「リスクを取らない人間(企業も含む)に罰を与えるのが『金融緩和の本質』」なのである。

そろそろ中学校の国語の教科書に出ている故事成語の一つ「虎穴に入らずんば虎児を得ず」という標語を身の隅々まで浸透させるべきなのではないのか?

これまで散々「草食系叩き」が流行ってきたけど、結局リスクを取らない生き方を若年男性以外も当たり前のように行い、リスクを取る生き方をした人間を叱り飛ばしてきた自分たちの過去を覆い隠すためだっただけなんじゃないのか?

リスクを取らないで上役の言うとおりにハイハイとしたがって仕事をしたって必ずしも給料が上がるわけがないということを受け入れるべきである。(高度経済成長からバブル時代はそれでも賃金が右肩上がりに上がっていったから多くの人は勘違いしただけなのだ。その時の感覚を受験に持ち込み、「推薦入試」みたいなのが浸透してしまったのが教育の失敗でもあった。)

カネが欲しけりゃリスクを取れ―――そういう日銀の声をきちんと受け入れなければいけない。